道北園芸さんに密着訪問!~妊婦に癒しを与える山野草

■道北園芸社長の作品:石づきの寄せ植え

 

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の優子です!

 

さて、私も女性ですから多少なりとも、お花屋さんに並んでいる綺麗なバラや、散歩中に見た近所の方のお庭に咲くチューリップに目をとめ足をとめ、まじまじと眺めることもあります。

 

「綺麗…心が癒されていくのがわかる…」

 

しかし、そんな風に思っても。

私はサボテンさえも一日で枯らすようなズボラ女ですので、自分の家に花を飾るという習慣は一切ありません。

つまり、ご近所さんの育てたお花や窓から見えるお隣の家の桜をタダで鑑賞する…という“いいとこどり女”なわけです!笑

 

高山植物・山野草とは

さて、そんな私が今回お邪魔したのは、北海道旭川市にお店を構える『道北園芸』さん。

こちらは主に、“高山植物”と“山野草”を扱うお店になります。

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“高山植物”と“山野草”…はて?バラやチューリップなどとは、一体何が違うのでしょう?

園芸知識ゼロ人間の私ですが、その響きからは何となく、「より野性的でワイルドな植物」というくらいの想像はつきます。

そこで実際に調べてみると、普段私たちがお花屋さんで目にする、バラやチューリップなどの“園芸種”と呼ばれる品種とは少々異なることがわかりました。

 

■高山植物

樹高5m以上の植物の生育が困難になる限界域(森林限界)よりも、高い高山帯に自生する植物。

そのため、単に「高山に生えているから」という理由だけでは、高山植物とは言えない。

基準はあくまでも、それぞれの山で見られる森林限界よりも、高い場所に生えているかどうか。

 

■山野草

平地から高山にいたるまでの、野外で自生している植物全般で、一般的にはあくまでも“観賞価値”を備えた品種を指す。

品種改良を繰り返し、より美しく派手になった“園芸種”とは異なり、花は咲いても派手さを抑えた小柄なものが多い。

 

社長の吉田勝長さんは、お父さんみたいな人!

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さて、私がお邪魔した日は、ちょうど市内で開催中の『花フェスタ』というイベントに出展していた道北園芸さん。

そのため店先は、常にお客様でコミコミ状態。

お腹の大きい私は、必死に人にぶつからないように隅っこで山野草を眺めていました。

 

私(これじゃあ、取材どころか自分が山野草を購入することさえできない…)

 

でも、遠くから見ているとお店全体の雰囲気が把握できるんですよね。

まず、私が感じたことは、吉田社長は、お客様とお話する際に『絶対に敬語を使わない』のです。

もう、何年も前からの友人のように、屈託のない笑顔でお客様に言うんです。

 

「ソレ、綺麗っしょ?なまら人気あるから俺も仕入れできねぇ状態が続いちゃってさぁ!」

 

北海道弁を話す江戸っ子という印象。

吉田社長は、明らかに『はじめて来たお客さん』と思われる方にも同じ対応。

今では、どのお店も「そうでございますか」「かしこまりました」「お買い上げ誠にありがとうございます」という低姿勢が当たり前の時代。

しかし、吉田社長は違うのです。

 

極め付けには、こうです。

 

「あ、その花は仕入先からサービスで貰ったモンだから気に入ったら持って帰りなよ!」

「肥料も買うの?その花って強いからこんな高い肥料なんていらねぇよ!こっちの安いのにすればいーべ!」

「あー、その花買っちゃダメだわ~、もう時期終わるからすぐ枯れるよ!」

 

私(社長…そんな正直で商売になるのですか…!?)

 

見ていて不安になってしまった私ですが、その不安は瞬時に吹き飛ぶことになります。

そんな社長だからこそ、お客様は「納得して喜んで買っていく」のです。

 

実際に、私も吉田社長とお話させていただいて、なんだか底知れぬ安心感を覚えました。

例えるなら、『お父さん』に対する安心感。

何でも正直に言ってくれる。

何でも相談にのってくれる。

何でも面倒くさがらずに説明してくれる。

大声でガハハと豪快に笑いながら…でも、花や山野草に対しては、赤ちゃんを抱くような優しさを忘れない。

 

私、直感で「吉田社長って素敵…大好きなタイプだ」と思いました!

 

コソっと聞いた吉田社長の昔話も、社長らしくて笑えます。

 

社長、実は昔は相当な『ワル』だったそう。

いわゆる不良グループの仲間に入っていたというわけですね。

仲間達が、タバコやお酒、麻雀などに癒しを求めている中、吉田社長だけは“野に咲く花”に癒しをもらっていたとのこと。

自分のイメージ上、「花が好き」と言えなかった社長は、仲間達に隠れてコッソリ花の絵を描くのが日課になったそうです。

そして、高山植物や山野草に出会ってからは、その生命の美しさに完全に心を奪われ、不良グループから脱却。

不良と言えど、元々頭脳明晰だった吉田社長は独学で日々研究を続け、今のお年になったのだとか(社長は現在75歳)。

 

「俺の勉強はまだまだこれからだよ!俺の知らないところで、山野草は咲き続けるのだから、俺だってまだまだ生きて働いて咲かなきゃな!」

 

心がホッコリと温かくなると同時に、自分が育児に追われて忘れかけていた情熱だとか信念だとか…そういった熱い心を思い出させていただける言葉でした。

 

吉田社長が選ぶ!妊婦に“優しい”山野草

休日ということもあり、大繁盛していた道北園芸さん。

一瞬、お客様が少しばかり減ったので、私はここぞとばかり「妊婦と相性の良い山野草は何か?」という、ザックリ過ぎる質問をぶつけてみることにしました!すると…

 

吉田社長

「せっかく頼って来てくれているのにごめんな…俺、妊婦さんとか子どもだとか…そういうの全部女房に任せてきた男だから、よくわかんねぇんだ」

 

さすが社長。

やはり、ここでも本音をストレートにぶつけてくれました!(笑)

 

元はと言えば、ザックリ過ぎる質問をしてしまった私がいけなかったのです。

でも、次の言葉で私は「ハッ…!」と大切なことを思い出させて頂きました。

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吉田社長

「例えばさ…ウチで買わなくてもいいと思うんだよ。財布なんか出さなくても、癒しって自分の心で決めるものだから、道端のタンポポでもツクシでも、綺麗だなぁって足を止めて見るのが本当の意味の癒しになるんじゃねぇかな」

 

本当の相性と癒しを決めるのは自分の心次第…

 

私、ポカーン。

と、同時に何か人間として、人生の先輩として吉田社長の発言に大切なことを教わった気がしました。

 

吉田社長は続けて言いました。

 

「買わなくてもいいから、俺の花見てってくれよ!そんで腹ん中の赤ちゃん喜ばしてやってくれな」

「優子ちゃんの癒しになるっていうなら、毎日だって遊びに来てくれよ」

「山野草は園芸種と違って目立たないかもしれないけど、人工的じゃない美しさがあると思わないか?」

 

まるで少年のように無垢で屈託のない言葉。

私、もうもう吉田社長の大ファンになっちゃいました!

 

そして、そして!

お言葉に甘え、しばらく道北園芸さんでたっぷりと山野草から癒しをいただいちゃいました!

 

社長さんはじめ、スタッフの方は、私が「このお花はどんなお花ですか?」と聞けば、キラキラとした笑顔で色々な説明をしてくださいます。

 

■敦盛草(アツモリソウ)

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初夏の時期に開花するラン科の山野草。

ピンクの花の袋状になっているところが、平敦盛(タイラノアツモリ)が背負っていた『母衣(ホロ)』に見立てて名前がついたそうです。

ちなみに、敦盛草はギリシャ語で、その袋状になったピンク色の花を『女神が履くスリッパ』を語源とし、『Cypripedium(シプリペディウム)』と呼ばれています。

私たち女性にはピッタリですね!

 

■礼文スカシユリ

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見ているだけで明るい気分になれそうな鮮やかなオレンジ色のユリ科の花です。

耐寒性にも強く、水やりも普通にしていれば、忙しい方でも十分お手入れしながら自宅で楽しめるお花です。

体調が安定しにくい妊婦さんでも、おすすめできるお花だそうですので、私も一つ購入しちゃいました!

 

■ヒメナデシコ

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この美しさから、園芸種業界でも切花として販売していることが多くなってきている今注目の山野草です。

こちらの「ヒメナデシコ」の仲間であるダイアンサス属は、世界的にも約300種類が分布されています。

実は、ダイアンサス属は私たちに馴染みのあるカーネーションも属されています。

(※基本的にはカーネーションを除いたものを“ダイアンサス属”と総称されています)

ダイアンサス属の一種である、こちらのヒメナデシコはこぼれ種が多く増やしやすいので、初心者さんにはおススメだそうですよ!

 

道北園芸さんの魅力は商品だけではなかった!

大人しく咲く高山植物や山野草の魅力にどっぷりつかってしまった私は、取材も忘れて自然の空気を胸いっぱいに吸い込みながら、約2時間ほど癒しをいただいておりました。

 

心癒され、良い意味で気が緩んだのか、ちょうどお昼時という時間帯もあってお腹が空いてしまった私。

その場に座り、持参したおにぎりを食べ初めたとしても、きっと道北園芸の皆さんは嫌な顔をしないでしょう。

その証拠に…吉田社長の奥様である恵美子さんは、自分たち用の昼食のおにぎりを私にくださいました!

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しかも、社長と同じノリで「赤ちゃんにたっくさん食べてもらいなさい!今は花より団子!」と、まるでお母さんのようなぬくもりを持つ素敵な女性でした!

(※おにぎり美味しかったです!ご馳走様でした!)

 

似た者ご夫婦が経営する、山野草の自然の香りいっぱいの素敵なお店、道北園芸さん。

皆さん、北海道旭川市にお越しの際には、是非道北園芸さんに足を運んでみてください!

見ているだけで癒される…そして、見ているだけでいいと言い張る素敵なご夫婦が出迎えてくれますよ!

 

道北園芸から妊婦さんへ

いつでも、ゆっくりと日頃のストレスや疲れを私たちのお店で解消していってください。

古代から花には人間に癒しを与えるものだと言われていますが、私たちもお店で働いている間でさえも、常に癒されている状態です。

立っていて疲れたときは遠慮なく伝えてください!

小さいですが事務所もありますので、そこの窓からゆっくりと座りながら癒しをたっぷり感じてくださいね!

妊婦さんの体調は変わりやすいので、休み休み立ったり座ったりしながら、私たちの山野草をご覧になってください!

※道北園芸様、お忙しい中での取材に快く応じてくださり誠にありがとうございました!

 

【道北園芸へのアクセス】

 道北園芸へのアクセス

【所在地】北海道旭川市神楽岡1条4丁目

【電話番号】0166-66-3977




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