葉酸サプリの選び方とおすすめ比較ランキング 無添加の文字に騙されない!

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

さて、私たちの体に必要な5大栄養素といえば、カルシウム・鉄分・亜鉛・ビタミンD…そして、今をときめく“葉酸”ですよね。

葉酸は、胎児の「神経」「脳」「脊髄」の発達に欠かすことのできない栄養素として、近年では母子手帳にもその重要性が記載されているほど。

雑誌やテレビの健康番組でも特集されるなど、目にする機会も非常に増えてきました。

そんな葉酸を手軽に補う方法として、厚生労働省からも推奨されているのが、“葉酸サプリ”の摂取です。

現在、巷には多くの葉酸サプリが溢れています。

そこで気になるのが、葉酸サプリの正しい選び方。

葉酸サプリを選ぶ際には、一体どのような点に着目すればいいのでしょう…?

“きちんとした管理のもと生産されているかどうか”が重要

「“葉酸サプリ”と謳うからには、とにかく葉酸がたくさん含まれている物が一番良いに決まっている!」

…果たして、本当にそう言いきれるでしょうか?

これは葉酸サプリに限らず全てのサプリや健康食品に対して言えることですが、判断基準として先ず重要なのは「管理体制が整った工場で生産され、表示通りの成分が本当に配合されているのか?」という点です。

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信頼できる生産工場の基準としてひとつ挙げられるのは、“GMP認定工場”であるかどうか。

これに該当すれば、医薬品製造レベルの工場で生産されていることを意味していますので、厳重な管理体制が整っていると判断できます。

また、多くの消費者は私と同じような、サプリに対して専門的な知識を持ち合わせていない素人です。

そんな私たちにとって唯一の情報源となるのが、商品に記載された成分表示であり、服用に際してはそれを信じるしかありません。

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日本では過去に、葉酸サプリを対象とした行政検査が実施されています。

その結果、国産の葉酸サプリは全ての商品において、含まれる葉酸の量は表示の誤差の範囲内に収まっていることがわかりました。

つまり、表示どおりの成分が配合されていたわけですね。

しかし、これが海外の葉酸サプリになると話は変わってきます。

一部の海外製品では、表示されていた量の半分しか葉酸が入っていなかったことが判明したそうです。

サプリは外から見ただけでは、そこに含まれる成分について窺い知ることができません。

それは、たとえ口に入れたとしても同じことです。

中の成分は、表示された情報以外からはわかりません。

だからこそ、葉酸をはじめとしたサプリを選ぶ際には先ず、

  • 信頼できる販売業者かどうか?
  • 安心できる生産体制が取られているか?

こうした点に着目し、ひとつの判断材基準にしていきましょう。

天燃ものでも添加物がふんだんに使われていては本末転倒

ここからは、実際に葉酸サプリを選ぶ時のコツについて触れてみたいと思います。

ただし、あくまでも上記の判断基準が前提としてあることを忘れないようにしてくださいね。

1.配合されている葉酸の種類

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葉酸サプリでメインとなる成分は、言うまでもなく“葉酸”です。

しかし、ひと口に葉酸と言っても、実はサプリに使われる葉酸には“天然葉酸”と“合成葉酸”の2種類が存在していることを、あなたはご存知でしょうか?

■天然葉酸(ポリグルタミン酸型)…天然素材(野菜・くだもの等)から抽出した葉酸

■合成葉酸(モノグルタミン酸型)…科学的に抽出した葉酸

ちなみに…「1日400μg」を摂取量の目安とした厚生労働省では、合成葉酸を使用したサプリの摂取を推奨しています。

その理由は体内での“吸収率”にあり、合成葉酸は摂取すると体内でそのまま吸収されるため、天然葉酸よりも吸収効率がとても高く、確実に必要な葉酸を取り入れることができるからです。

また、天然葉酸と合成葉酸では、1日の摂取量も異なります。

厚生労働省が推奨する合成葉酸の場合は、1日400μg

これが天然葉酸になると、吸収率の違いから800μg摂る必要があるのです

そのため、仮に広告などで「天然葉酸400μg配合!」と謳っている商品があった場合、そのまま400μgを摂取したとしても、実は推奨値の半分しか摂取できないことになりますので、ご注意ください。

葉酸サプリの場合、大事なのは「天然葉酸か合成葉酸か?」という点よりも、「妊婦さんにとって必要な量をきちんと摂取できるかどうか?」という点であることを覚えておきましょう。

2.無添加であるかどうか

“添加物”と言うと、どうしても“危険”というイメージが先行しがちですよね。

私も食品を買う時には、ついつい目を光らせてしまいます。

それに対し“無添加”の場合は、「天然由来で高品質・安全」という体に優しいイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

しかし、必ずしもそうとは言えないのが現状です。

“無添加”という括りに関しては、厚生労働省でも以下のように言及しています。

  • 天然由来品が合成品よりも品質が高く安全だという証拠はない
  • アレルギーの原因になりやすい
  • 産地、収穫時期、天候といった条件次第で、品質にばらつきが出やすい
  • 含有する全ての成分が明らかとなっているわけではない
  • 中には有害物質や不純物などが除去されていないケースもある

もちろん、添加物は含まれていないことに、こしたことはありません。

しかし、そもそも“無添加”とは、添加物が全く含まれていない商品だけを指す言葉ではないのです。

たとえば、10種類の添加物を含む商品でも、着色料ひとつが無添加であれば、“無添加”と表示されることも珍しくありません。

また、同様に防腐剤だけが無添加の商品でも、無添加という扱いになることがあります。

つまり、必ずしも「無添加=安心・安全で無害」というわけではないのです。

仮に天然由来成分配合で無添加を謳うサプリでも、その他の添加物がてんこ盛りでは意味がありませんよね。

逆に、すべての添加物が有害なものではありませんので、“無添加”という言葉だけに踊らされて選ぶことは控えるようにしましょう。

それが、賢い葉酸サプリの選び方です!

葉酸サプリメントは妊活を応援します!より科学的にまとめてみました

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そもそも葉酸とは?

葉酸というのは水溶性ビタミンの一種で、ビタミンMやビタミンB9と呼ばれることもあります。

葉酸が体内に吸収されるとテトラヒドロ葉酸という物質に変換され、炭素原子を一つ含む官能基を別の物質に橋渡しすることで、アミノ酸合成やDNAを構成する塩基であるアデニン、グアニンの合成に関係しています。

細胞が分裂する際には、大量のタンパク質が合成されるとともに、DNAを複製する必要もあります。

つまり、細胞が分裂して増加するときに大量に必要としているのが、葉酸というビタミンです。

言い換えると、体内で葉酸量が不足すると、アミノ酸の合成やDNAの複製に支障が出てしまいます。

葉酸不足からアミノ酸やDNAが十分供給されない状態では、細胞の分裂も滞ることにつながるというわけです。

葉酸はビタミンですので体内で合成することができませんし、酸化しやすい物質ですので活性酸素の影響を受けやすい物質でもあります。

通常の食生活で一日に必要な量を摂取するための食材は限られていますし、必要とされる量も結構多いというのも説明させていただいた通りです。

摂取した葉酸は体内に存在する活性酸素の影響を受けて全てが機能するというわけではないということですので、通常の食生活では不足するケースもあるかもしれません。

葉酸は何から摂りいれるの?

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葉酸は鶏や豚、牛などの肝臓、いわゆるレバーに多く含まれており、生のレバーでは100g当たり1000μg程度含まれているということです。

オーダーは下がりますが、イワノリやアオサあるいはワカメといった海藻類にも100g当たり300μg前後の量が含まれていますし、海藻を主食とする生ウニにも同程度の量が含まれています。

野菜類では、ホウレン草に代表される黄緑色野菜にも海藻類と同程度含まれていますし、大豆に代表される豆類にも100g当たり200μg前後含まれています。

ただし、葉酸は酸化されやすい栄養素で、あまり保存性が良くない上に、強い加熱処理で分解されてしまいます

ですので、通常食卓に並ぶようなノリの佃煮の中の葉酸は酸化分解されています

レバーにしても生で食べることが無い限り、葉酸は大半が破壊されていると考えた方が良いでしょう。

ホウレン草の生と茹でたものを比べると葉酸量は半分程度まで低下していますし、大豆に至っては茹でてしまうと水分を吸う影響もあり1/6程度まで低下してしまいます。

きな粉は大豆を粉末にしただけですので、ほとんど量は変わりませんので理想的な食べ方と言うことができるかもしれません。

黄緑色野菜をサラダ感覚で食べたり、海藻をサラダ感覚で摂取したりするのも良い方法です。

食品から摂取するのであれば、出来るだけ生に近い状態で食べるか手早い加熱処理で食べることができるような調理方法が理想というわけですね

厚生労働省で推奨している一日の摂取目安量は、通常の成人であれば男女を問わず240μgとされており、摂取上限量は1,000μgとされています。

そのため、必要量を摂取するには生の黄緑色野菜やきな粉を100g程度必要ということになりますので、通常の食事で摂るには無理のある量といえるかもしれません。

ただし、これは既に十分健康な状態の成人に対して決められた量です。

健康を気にされる方はもっと必要ですし、妊娠中や授乳中の女性は、胎児や乳児への授乳の関係で体内での葉酸の消費が激しくなります。

従って、一日の葉酸摂取量は400μg以上、理想的には480μgが推奨とされています。

母体内で受精卵が形成され胎児へと成長する過程では細胞の分裂が活発に行われていますので、胎児への栄養供給は胎盤を通して母体からということになります。

妊娠中の女性は、自分の美容と健康のために必要な栄養素に加えて、胎児の成長のために、葉酸に限らず必要な栄養素も摂取する必要があるというわけです。また、成長が著しい乳児の間も栄養源は母親の母乳から摂られますので、授乳中も成長に必要な栄養素は余分に摂取している必要があります。

ちなみに、粉ミルクを使用する場合には、粉ミルクの中に必要な栄養素はすべて含まれていると考えて問題ないと思います

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上の写真はすこやかM1という商品ですが、含まれている栄養素がかなり豊富であることが分かりますね!

ただし、粉ミルクでは母親の持っている免疫力が供給されることがありません。また、乳児の大きさ・成長速度には個人差があり、化学的に不安定な栄養素については粉ミルクで十分量供給されているのかどうかは不明です。

ですので、粉ミルクを利用するにしても、母乳と並行して利用することをお奨めします

葉酸と体の関係

葉酸は細胞の分裂を促すビタミンということで、ほとんど成長が止まっている成人では必要量もかなり減ってきます。

ただ、成長が止まっているとはいえ、体の中の細胞は細胞死と細胞新生を繰り返している場所もあります。

血液の中の細胞は、体中に酸素を運ぶために赤血球が必要ですし、細菌やウイルスに感染すると白血球が大量に生み出されます。

また、血管壁が傷つき出血すると血小板の量を増やし、血液を凝固させる必要があります。骨や軟骨では破骨細胞と骨芽細胞があり、骨を古くなって機能が低下した骨を切り捨てて新しいしっかりした骨と入れ替えるということもあります。

皮膚組織では表皮の基底層にある角化細胞が分裂して新しい角質細胞を産み出し、それが皮膚表面に押し出されることで古くなった角質細胞が廃棄されるというシステムもあります。

定期的に更新されるものばかりではなく、突発的な骨折や怪我による出血などが起こると、破損した個所を修繕したり欠損した領域を補ったりするために新しい細胞が合成されるという身体の修復機能によるものもあります。

余程大きな細胞の修復や仕様が無い限り、すなわち定期的に行われている細胞の入れ替えの範囲内では成人に必要な葉酸の量は1日当たりで200μg以上ということです。

仮に、何らかの原因で大量の葉酸を消費するようなことがあったとしても、その時に少し余分に葉酸を含む食品を食べるという程度で事足ります

葉酸が不足している状態が慢性化すると身体のいたるところでトラブルが発生するので最低限必要な量はとっておきたいところです。

一時的に不足しているという程度であれば精々貧血を起こすぐらいですので、復活も簡単です。

ところが、妊娠というイベントでは、長期間にわたって葉酸不足が起こる可能性があります。

受精してか胎児が母体内で成長し出産されて母体から出てくるまでには、10か月程度の期間が必要です。

この間に必要な葉酸量は母親の分と胎児の分で大まかに考えても、2倍量が必要ということになります。

そのための必要量というのが、1日に400μg以上ということです。

また、授乳期には新生児は母親から栄養素を分けてもらっていますので、その期間も葉酸の消費量は増大します。

葉酸サプリの特徴

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最初に説明しましたが、世の中にある葉酸を主体としたサプリメントを調べてみると、天然と合成の葉酸が存在していることが分かります。

合成品というのは、細かい話を抜いて説明すると、石油から入手される薬品を利用して化学的な手法によって工業的に造られています。

天然品を造るためには、一般的には葉酸を高濃度で含む原料から抽出・精製し、濃縮した薬品としての葉酸を造るということになります。先に説明したように、食材に使われているような材料を原料にしたのでは、原料費が高くなりすぎます。

次に考えられる方法というのが、微生物を利用する方法です。

ビタミンを必要とするのは人を含む動物や植物といった高等生物ばかりではなく、微生物にも必要な物質です。

微生物は動植物の細胞よりも増殖が速く、効率的に大量の細胞を入手することができます。

バイオテクノロジーの技術を駆使して葉酸を高濃度に蓄積する微生物を造り、それを大量培養してそこから葉酸を抽出・精製すれば安価に入手することができます。

さらに安価に利用するためには、時間をかけて微生物に葉酸を生産させるよりも、石油から化学的に合成した葉酸を大量培養した微生物に吸収させて、そこから再度抽出精製するという方法です。

使用する微生物が酵母のように既に食の歴史のあるもので安全性が確認されているものであれば、抽出精製といったコストをかけずに乾燥させてそのまま利用することも可能です。

「それはある意味インチキではないか?」

「合成品と変わらないのでは?」

と感じる人がいるかもしれませんが、一度生物体に吸収された物質は天然品ということができます。

合成肥料を用いて生産された野菜が合成品でないということと同じです。

正直なところ、この方法というのは結構いろいろなところで使われている工業生産上のテクニックです。

もちろん、安全性については十分吟味されていますので、合成品を使っても微生物に吸収させて再度抽出精製した天然品も使用上の問題があるわけではありません。

厚生労働省の見解

ところで、本当に必要な物質については、厚生労働省でも不足するよりは合成ビタミンの摂取を推奨している一面もあります。

その一つが、ビタミンとミネラルについて認められている栄養機能表示食品という制度です。

厚生労働省が定めた一日の摂取目安量を満たす量を含んでいるサプリメントについては、あらかじめ定められた効果効能の範囲で表示しても構わないというシステムです。

これによると…

葉酸に許可されている効果表示

「葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です」

「葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です」

ちなみに、商品の原料蘭を見た時に、「葉酸」や「モノグルタミン酸型葉酸」と書かれていれば合成葉酸と考えていただいて間違いはありません。

酵母に含有させている葉酸を使用している場合には、「葉酸含有酵母」や「酵母」と記載されています。その他のビタミン類についても、表示にはほぼ同じルールが用いられていると考えて間違いはありません。

合成のビタミンを用いている場合にはビタミンの名称がそのまま記載されていますし、天然のビタミンを用いる場合にはそのビタミンを含有している原材料名が記載されています。

それならば、わざわざコストのかかる天然葉酸を使わなくても、最初から合成葉酸を使えば良いと考えると思います。

もちろん、それはその通りですし、商品を安く提供することができるようになります。

しかし、他社との差別化を図る上では、商品のイメージが良くなる天然葉酸を用いるという企業戦略もあります。イメージのためにコストをかけているということは、利用者に安全面の不安を解消するための配慮であるという考え方もあります。

天然葉酸には天然葉酸の良いところがあり、合成葉酸にも多くの利点があります。

要は、1日に必要な葉酸が摂取されていれば、天然でも合成でもどちらでも構いません。

利用者が正しい知識を持っていれば、天然にこだわらなくてもより安い合成葉酸を用いた商品を利用することに大きな問題はありません。

葉酸サプリを選ぶ時に考えること!

葉酸サプリを必要とするのは、これから妊娠、出産を考えている人、既に妊娠中の人、あるいは新生児への授乳を行っている人ということになります。

もちろん、葉酸不足が慢性化して重篤な症状を起こしている人も可能性が無いわけではありませんが、そのような方は葉酸サプリに頼るよりは病院を受診した方が良いです。

また、急性の葉酸不足で貧血などの一過性の症状であれば、葉酸と鉄分を豊富に含む食材を集中的に食べていただければ十分解消できると考えられます。

葉酸サプリが妊活中の女性におすすめするサプリメントである以上、それはお腹の中にいる胎児への影響も考える必要があるということを意味します。

大人だけのことならば安全性はどうでも良いというわけではありませんが、赤ちゃんの健康にも関係するということでより神経を使っていく必要があるということです。

ところが、葉酸の必要性に関する認識が高まっている現状では、葉酸サプリの種類も豊富でどれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。

値段が安いに越したことはありませんが、低価格=低品質というイメージもあります。

また、値段が高いからといって必ずしも良い商品とは限らないということが、迷う原因になっているのではないかと思います。

葉酸サプリは安くても効果がある可能性大

合成葉酸と天然葉酸の違いもその一つです。

合成葉酸を使用すれば低価格で商品をお届けできますが、低価格だからといって機能が劣っているかというと、そうではありません。

厚生労働省が十分に科学的検証を行い、合成葉酸でも機能的に問題の無いことは確認されているということです

合成葉酸はモノグルタミン酸型で天然葉酸はポリグルタミン酸型といわれています。名前に「ポリ」と付いていることからも分かるように、天然の葉酸は高分子になっています。

低分子である合成葉酸の方が、吸収率が良いという人もいるくらいです。

「天然」というイメージだけで、騙されないようにするということも大切ということになります。

天然の葉酸であっても、使用されている原料が安全であるかどうかは分かりません。

原料が安全性に疑問がもたれるような国からの輸入品であれば、数字に表れない危険な成分が含まれている可能性もあります。

様々な添加物が加えられているということも、見逃してはいけないポイントです。原料の安全性が確保されていても、保存中の劣化を防ぐために保存料が使われている可能性はあります。

使用しやすくするために、圧縮して固めたり顆粒化したりするためには賦形剤と呼ばれる添加物が加えられていることもあります。商品イメージのために、着色料が使われているということもあります。

食品添加物として認められている成分のみが使用されているはずですが、賦形剤や保存料はともかく着色料は避けたいところです。

葉酸サプリを選ぶ際の考え方

葉酸サプリの選択基準で最も大切なことというのは、葉酸と連動して作用する栄養素が含まれていることです。

妊活中の女性が通常よりも量を多くとる必要のある栄養素は、葉酸だけではありません。

胎児は母親から必要な栄養素をもらって成長しています。

胎児がトラブルなく成長するために必要な栄養素を胎盤経由で母体から取り込むためには、母親の胎内に必要な栄養素が余分に存在している必要があります。

言うまでもありませんが、胎児が必要とする栄養素は母親の体を維持するために必要な栄養素でもありますので、自分の分に胎児の分を加えた量を摂取する必要があるということです。

アミノ酸や糖質、あるいは、それらの栄養素で合成されるタンパク質やエネルギー物質などの細胞や体を構築するために必要な栄養素もあれば、代謝を助けるビタミンやミネラルといった成分も必要です。

人はサプリメントだけを食べて生活しているわけではありませんので、普通の食生活で十分量を摂取することができる栄養素もたくさんあります。

従って、気を使うべき栄養素というのは、体内で不足しがちな栄養素ということになります。

妊活を応援する葉酸サプリであるならば、葉酸だけを供給するだけのサプリであってはならないということです。

葉酸の機能だけを考えると、葉酸が体内で正常に働くためには、ビタミンB12とビタミンCが必要です。

ビタミンB12は葉酸とともにDNAの複製に強く関わる栄養素で、不足すると葉酸が不足している場合と同じような症状が現れることになります。

ビタミンCは、葉酸を活性型の葉酸に変換するために必要な栄養素です。

「妊娠すると酸っぱいものが食べたくなる」というのは、身体がビタミンCを欲しているということの現れなのかもしれません。

以上のことから、妊活を応援するサプリメントであるならば、葉酸、ビタミンB12、ビタミンCは最低限含まれている必要があるというわけです。

ビタミンB6も妊婦にとっては重要な栄養素です。

ビタミンB6は妊娠中のつわり(悪阻)の原因と考えられているキサンツレン酸という物質の合成を抑える働きのある栄養素です。

特に、妊娠初期には重要なビタミンと言われています。

ビタミンB6はアミノ酸の代謝を活発にする栄養素ですので、つわりに関係なく摂取しても良いかもしれません。

ちなみに、ビタミンB12はシジミやアサリなどの貝類に豊富ですし、葉酸を高濃度に含む動物のレバーにも豊富です。ビタミンB6はマグロやカツオといった赤身の魚類に多いそうです

豊富に含む食材を大量に食べるとサプリで余分に摂るのが不安になる方がおられるかもしれません。

葉酸やビタミンB12、ビタミンC、ビタミンB6というのはどれも水溶性ビタミンで、体内に滞留している時間はせいぜい3、4時間です。

余剰の水溶性ビタミンは便や尿とともに体外に排出されてしまいますので、心配する必要はありません。

ただし、一日の摂取目安量には上限設定というものもあります。ビタミン類の過剰摂取は働きが活発になりすぎてトラブルのもとになるということが考えられるからです。

急激に過剰な量を摂るのは避ける必要があり、商品に記載されている用法容量に記載されている説明に沿って利用することも大切です。

逆に、用法や用量、過剰摂取の危険性について説明されているような商品の方が、安心できるということかもしれません。

妊婦さんが葉酸サプリを摂る際のポイント

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繰り返しになりますが、葉酸サプリは妊活をサポートするサプリメントです。

日常的に必要量を摂取するのが難しいと言われる栄養素を中心に、各種栄養素が配合されています。

倦怠感に悩まれている方や貧血で朝起きるのが辛いという方にも有効な葉酸サプリですが、妊娠計画中、健康的な胎児の成長、さらには、出産後の乳児の健康的な成長を望む方に最も必要と思われる栄養素を中心に構成されています。

ところが、葉酸サプリは各メーカーで一種類ずつしかありません。

妊娠前、妊娠中、出産後という三つの時期に、葉酸をはじめとする栄養素が同じ量が必要なのかと疑問に思うことはありませんか?

葉酸だけを考えても、妊娠前と妊娠中、授乳中の女性が必要とする量には違いがあります。

妊娠中をさらに細かく分けると、つわりが現れる妊娠初期から中期と安定期に入る妊娠後期とでは、必要な葉酸の量も異なってきます。

一方、葉酸が胎児の細胞分裂による成長を促すために必要であるならば、妊娠前は必要ないのではと思われがちです。

その疑問については、受精卵ができて妊娠に至るまでの過程を理解することで、解消することができます。

母親の卵子と父親の精子が結合して受精卵となり、子宮内膜に定着することで初めて起こるのが妊娠です。

子宮内膜に定着することを着床と呼びますが、受精卵が形成されても着床されなければ妊娠に至ることがありません。

葉酸には、着床を促進する効果も期待することができます。葉酸というよりか葉酸サプリによって、細胞分裂が行われやすくなった体の状態は、子宮内膜に存在する細胞分裂を促進し、着床しやすい厚めの子宮内膜を形成する働きがあります。

着床が起こってから妊娠と気づくまでには、インターバルが存在します。

通常は次の生理が来るか来ないかで疑いはじめて、検査によって妊娠が判明します。

妊娠が判明した時には、既に着床してから数週間の期間が存在しているということです。

ところが、受精卵は着床後に子宮内膜に潜り込み、母体の栄養を利用して直ぐに細胞分裂を繰り返すことになります。

妊娠が判明する前から、細胞を分裂させるために必要な栄養素は必要とされているわけです。

子宮内膜の強化による妊娠しやすい体作りということを考えると、妊娠の2カ月ほど前から葉酸サプリを利用することが奨められています。

着床するかどうかは確率論の問題でもありますので、葉酸サプリを飲んだからといって妊娠するわけでもありませんし、飲んでないから妊娠しないということでもありません。

あくまで、妊娠しやすい身体に変わっているということです。

妊娠中はというと、胎児は胎盤を経由して母親から栄養素をもらっていますが、栄養を運んでいるのは血液です。

必要な栄養素やホルモンの構築はもちろん、血液中にはエネルギー産み出すための酸素も豊富に含まれている必要があります。

母体が貧血になるような状態では、胎児の酸素も不足してきます。

妊婦のつわりにも葉酸サプリは有効

また、妊娠5週目から16週目に起こるつわりにも葉酸サプリは有効です。

つわりは胎児が器官を形成している時期にあたり、子宮を押し広げて胎児が生存するスペースを造ることによって起こる現象です。

症状の重い軽いには個人差がありますが、吐き気や嘔吐、倦怠感や眠気、食べ物の臭いに敏感になったり好き嫌いが変化したり、食欲に変化が起こることもあります。

つわりの原因物質はキサンツレン酸と呼ばれる物質であることが報告されており、ビタミンB6にはキサンツレン酸の生産を抑制する効果があるとされています。

産婦人科の先生につわりがひどいことを相談すると、ビタミンB6の摂取を奨められることもあるそうです

葉酸サプリに含まれているビタミンB6がつわりの軽減に役に立つ可能性があるということです。

妊娠後期と葉酸サプリ

妊娠後期には、様々な器官が体長に合わせて成長するとともに骨の形成が起こってきます。

骨の形成にはカルシウムはもちろん、ビタミンDが重要な働きをしています。

ビタミンDは、太陽光に含まれる紫外線を利用して皮膚内で形成されるビタミンです。

つわりが落ち着いた時点で散歩のような適度な運動を推奨されるのは、単なる気分転換というわけではなく、骨の形成に必要なビタミンDを胎児に供給するための重要な作業でもあります。

葉酸サプリには、カルシウムはもちろんビタミンD3も含まれていますので、この時期の葉酸サプリの摂取は特に重要です。

出産後の葉酸サプリ

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さて、いよいよ出産し胎児が母体の外に出てくると、授乳が始まります。

生まれてすぐの新生児は自分の力で必要な栄養素を取り込むことができません。

口から入ってくる栄養素は母乳もしくは粉ミルクということになります。

この時期は成長が著しく、唯一の食べ物である乳には、成長するために必要な栄養素がすべて含まれている必要があります。

成長中は細胞分裂が活発に行われる時期でもあり、ここでも葉酸サプリは重要な働きをしてくれます。

葉酸サプリに含まれているビタミンやミネラルで余剰分は尿や便とともに体外に排出されるということですが、授乳期に出てくる母乳にも栄養成分が含まれています。

葉酸サプリに含まれる細胞分裂を促す栄養素が、新生児の成長を助けることになるというわけです。

厚生労働省の発表では、妊娠計画中ならびに妊娠中の1日に必要な葉酸量は400μg以上であり上限は1,000μgとされています。

しかし、授乳期に推奨されている1日の摂取目安量は340μgとされています。

健康な成人の1日の摂取必要量は200μgで、理想的には240μgと言われています。

乳児の場合には体重が成人よりもはるかに少ないので、細胞分裂が活発であることを加味しても、健康成人に必要な200μgの半分である100μg程度を余分に摂取すれば十分ということになります。

商品化されている葉酸サプリは大半が400μgを目安としていますので、用法容量を守っている限り授乳期に飲んでも過剰になって問題になるというほどの量が含まれているわけではありません。

どうしても気になるという人は、葉酸やビタミンB12が豊富なメニューを考えて、それを食べる日は葉酸サプリの摂取を止めておくという方法も良いかもしれません。

使用している葉酸サプリのメーカーに相談窓口があれば、メーカーに相談してみるのも良いかもしれません。

葉酸サプリのまとめ

葉酸サプリは「赤ちゃんが欲しい!」という時期の2か月前くらいか利用し、離乳食が始まるまでは続ける必要があるということです。

もちろん、どんな栄養素も過剰にとる必要はありませんし、過剰に摂取することで悪影響を及ぼす場合も無いとは限りません。

水溶性の栄養素ではそのような事態は起こりにくいのですが、絶対に起こらないというわけではありません。

ましてや、大切な胎児や乳児の成長に関わるものですので、くれぐれも過剰摂取の無いように注意することが大切です。