「私、母性ないのかも・・・」そんな不安を抱える妊婦さんへ

妊娠中のママさん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

さて、今回は『母性』についてお話させていただこうかと思います。

“母性とは女性なら当然に備わっている性質”と言われていますよね。

その根拠とは、“プロラクチン”と“オキシトシン”というふたつのホルモンにあります。

プロラクチンは男性にも備わるホルモンに対し、オキシトシンは赤ちゃんが乳首を吸う刺激によって母親から分泌される女性特有のもの。

オキシトシンは母親自身に幸福感や恍惚感を与えるため、“愛情ホルモン”とも呼ばれています。

これらのホルモンは、 母性行動と密接な関連を持つことがわかっているため、「母性は女性に備わっている性質」という捉え方がされているのです。

妊娠初期から母性はあって当然?・・・そんなワケないない!笑

上記で、母性について『お勉強』的なお話をさせていただきました。

この“母性”は、特に男性(パパ)が信じてやまないもの。

「今日は赤ちゃん元気に動いてたか?」

「今日の健診で赤ちゃんはどうだった?」

「悪阻がひどかった?・・・でもそれって赤ちゃんが元気な証拠だよね」

全国のパパさん、お気持ちはわかります。

赤ちゃんの誕生が待ち遠しく、喜ばしくて仕方ないんですよね。

「・・・でも、ちょっと待った!」

赤ちゃんの心配と同時に『ママへの心配』もしていますか?

ママの妊娠による体調が思わしくなくても「母親には母性があるのだから無条件で我慢できるはず」と思ってはいませんか?

それね、男性の単純な幻想です。

恐らく、自分の母親が優しかっただとか、母親が褒めてくれただとか、母親がきちんとした教育をしてくれた・・・など、「自分が生まれた後(思い出的には幼稚園くらいから)の母親の記憶」があるので、女性には母性があって当然と思っているだけです。

もちろん、妊娠が判明したと同時に母性に満ち溢れる女性だっています。生物学的には、そういうことになっていますし。

しかし、妊娠初期(特にはじめての妊娠)のママは、まだお腹の中に赤ちゃんが存在しているのかも感じられないケースがほとんど。

「えー・・・私本当に妊娠してるの?」と思うほど、妊娠初期は自覚症状がないんですね。

自覚症状としてあるのは、『悪阻』という体調不良くらい。

もちろん、お腹の子を愛おしいという気持ちは絶対にありますよ。

特に辛い不妊治療を経て妊娠した女性なんかは特に、妊娠したことが奇跡のように感じ、毎日お腹の子に話しかけたり、胎教に良いとされる曲を聴いたり、栄養バランスをしっかり考えて食事を摂ったり、とにかく母性に満ち溢れていることでしょう。

でもね・・・女性にとって妊娠した途端に母性が備わるというのは稀なケースなんです。

私は、こちらのブログにて「お腹の子が今から可愛くて仕方ない」というようなことを言っておりますが、それは実は、「二回目の妊娠による余裕」の賜物でもあるのです。

  • 妊娠すると、どんな検査があるのか?
  • どんな症状があるのか?
  • 出産までの流れはどのようなものか?

これらを知って、実際に体験しているからこその余裕なんです。

第一子を妊娠中に「最初から母性があった?」と聞かれると、ハッキリと「ナイナイ笑」と答えます。

 

実は、私は昔から子どもが苦手だったんですよ。

実の姉の娘(姪っ子)が産まれた頃も、血が繋がった人間でありながら「どう扱っていいのかわからない」とあまり遊んであげられませんでした。

しかも、若干「ウザイ」とも思って普通にあしらっていましたからね。

(今考えるとかわいそうなことをしました…ごめんね、りぃーちゃん)

今でこそ、姪っ子のりぃーちゃんとは、大の仲良し…というか親友(笑)ですが、子ども嫌いな私にとって、自分の子のとぉくんでさえ、「未知の生物」で、胎動が激しかった臨月になっても、お腹に向かって言っていました。

「もういいから。お腹の中であまり動かれるとツライからヤメテ」

そして、とぉくんが誕生した分娩台ではじめてとぉくんを抱っこしたとき(カンガルーケア)をしたときの率直な感想。

「なんか・・・かたい。フニャフニャしてない・・・私とんでもないヤツを産んでしまったかも」

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※後に、とぉくんが医師・助産師が驚くほどの筋肉質であることが判明

※とぉくんは生まれた直後から首が座っており、生後2日目にして“ブリッジ”をしたという伝説があります

そしてそして。

私が常時抱っこしていなくては泣く新生児のとぉくんに対し、こう思っていました。

「このマザコン野郎!」

母性は後からついてくるもの・・・それでいいじゃない!

悪阻がひどいときなど「こんなにツライと思うなんて母親失格なの・・・?」

夜泣きがひどいときに「ウルサイと思うなんて、私には母性が足りないの・・・?」

常時「遊ぼうよぉ」とせがむ我が子に「少しは自分の時間を持ちたいと思うなんて母親として間違っているの?」

そんな風に、ご自分を責めるママさん、大丈夫。

絶対に、あなたは間違ってなんかいない。

母性がないわけでもない。

嫌なお話かもしれませんが、ちょっとだけ想像してみてください。

  • 「もしも、自分のお子さんが誘拐されたらヤミ金に走ってでも身代金用意しませんか?」
  • 「もしも、自分のお子さんが重大な病気になり臓器が必要な状態になったら迷わずドナーになりませんか?」
  • 「もしも・・・自分のお子さんに不幸があったら・・・自分が変わってあげたいと思いませんか?」

私はこう思うのです。

母性なんて、感じるものでも背負うものでもない。

何気ない瞬間に、自分では気づかなくても持っているものではないでしょうか。

パーフェクトベイビーという言葉・・・ご存知ですか?

これは、つらい不妊治療を経て妊娠・出産したママさんに多いのですが…

「こんなに努力して妊娠した子なのだから理想通りに育てたい」

そんな一心で、病的なほどに自分自身や子どもに対し『完璧』を求めることを「パーフェクトベイビー願望」と言います。

自分自身の母性はもちろんのこと、子どもにまで理想を押し付けてしまうという願望なのです。

育児書を片手に

「子どもを叱るときは、何故怒っているのかを明確に」

・・・などなど、参考書(マニュアル通り)の育児をしてしまい、結果的に自分も子どもも苦しくなってしまうという傾向があります。

グータラ主婦である私が言っても説得力がないかもしれませんが、私なんか子ども相手に全力でケンカします。でも、それでいいと思っています笑

ウチのとぉくんは、本当に暴君で、ケンカのときには私を叩いたりします。

育児書では、そんなときは「大げさに泣いて、痛みというものを伝えましょう・・・」などと書いてありますが、私は3歳児相手に「大人の腕力なめんなよ!」と、お尻をベッチーン!(時にはガブリと噛み付くときも)

また、とぉくんは男の子らしく『戦いごっこ』が好きなのですが、この遊びだって全力です。

オモチャのピストルで撃たれたときなんて、迫真の演技。

「うっ…オ・・・オジキ・・・すんませ・・・ん・・・。カタキ…取れません・・・でし・・・た・・・」(パタリ)

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※はい、絶対に良くない「任侠シリーズ」ですね笑

オモチャの剣での戦いごっこはこう。

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「・・・こんなカスリ傷一つつけたくらいでそんなに嬉しいか・・・?たいした殺人剣だ」

「そろそろ俺様の100%を見せてやろうか」

「痛かった・・・今のは痛かったぞ貴様ーー!!なぶり殺してくれるわ!!」

※色々な漫画がまざった“ママは中二病”シリーズ(年代がバレますね)

 

でも、私が感じるのは、こういう遊びって本気でやらなきゃ子どもも楽しくないと思うんですよ。

もっちろん、育児書には、こんな遊びをしましょうなんて書いてませんよ。

ちなみに、この「本気で遊ぶ」というのは、私の中の最高の育児書である漫画『ママはテンパリスト』の影響。

東村アキコさんの実録・育児エッセイ漫画なのですが、本当に人間味があって面白いです。

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もしも、あなたが「育児が苦しい」と感じたら、是非読んでみてください。

少なくとも私は、この漫画で救われたママの一人です。