長引く不妊治療…妊活夫婦が“妊活離婚”にならないためにできること

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

さて、近年では当たり前のように世間でも認知されている“妊活”という言葉。

そして、“妊活”と並んでよく聞く言葉のひとつに、“高齢出産”があります。

妊活と高齢出産…実は両者には深い関係性があり、そこから生まれる“妊活離婚”という新たな問題が今、妊活を進める夫婦やカップルの間で静かな広がりを見せているのです…

長引く妊活と高齢出産の関係性

妊活を始めると当然ながら、それまでよりも「早く子どもが欲しい」という想いが強くなります。

しかし、最近は様々な理由から“不妊”に悩む女性が多く、はやる気持ちとは裏腹に厳しい現実を目の当たりにするケースが目立ちます。

現在、不妊に悩む妊活夫婦やカップルの割合は、およそ10組に1組。

そして、不妊治療を開始してから妊娠に至るまでの平均期間はおよそ2年。

一般的な夫婦・カップルが妊活を始めた場合、8割の方が1年以内に子宝に恵まれているデータと比較をしてもおわかり頂けるように、不妊治療を伴うケースでの妊活は、通常よりも活動期間が長引く傾向にあるのです

しかしその一方で、とりわけ近年はテレビやインターネットなどで高齢出産のニュースをよく目にします。

そうしたニュースを見かけると、女性にとっては「私みたいな30代(40代)でもまだまだチャンスはある!」と励まされたような気持になることもしばしば。

ですが、ここでひとつ考えてみてください。

ニュースで話題になるということは、高齢出産はそれだけ珍しいケースであるということになりませんか?

つまり、年齢にもよりますが高齢で子どもを授かることは、私たちが考えている以上に“奇跡”に近いことなのです。

では、そうした“奇跡”を、実際に数字で見てみることにしましょう。

「出産リミットは42歳」という声があるように、女性の妊娠は42歳を過ぎると母子共にリスクが急増します。

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不妊治療による妊娠率を見てみても、40歳で40%、41歳で約35%だった数字が、42歳では一気に約15%まで低下し、それが43歳になると約10%、さらに44歳以上では約3%にまで落ち込む結果に。

つまり、41歳から42歳の1年間で、驚くことに妊娠率は半分以下になってしまうのです。

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ついでに体外受精での出産率を見てみると、34歳以下は37%、35~39歳で24%のところ、40~41歳になるとその数字は17%まで低下。

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さらにこれが顕微授精になると、34歳以下で32%、35~39歳以下で17%にとどまっていた出産率が、40~41歳になると3.9%まで落ち込むため、不妊治療によって妊娠・出産にいたるまでの確率は、35歳を境に大きく変わってしまうのです。

長引く不妊治療が招く“妊活離婚”という結末

妊活を根気よく続けて不妊治療に挑みながらも、結果として子宝には恵まれなかった…

それでも、世の中には仲の良い夫婦というのがたくさん存在しています。

不妊と言えば、かつてはその原因のほとんどが「女性側にあるもの」という誤った見解や誤解が多くを占めていました。

そんな中、そうした偏見を乗り越えて円満な家庭を築くには、互いを思いやる優しさと夫婦としての強い絆が不可欠です。

しかし現実では、長引く妊活とそれに伴う不妊治療による経済的負担の増加やお互いの意識のすれ違いが起きることも珍しくありません。

パートナーの非協力とも感じられる態度に不信感を抱き、最終的には離婚を選択するケースも増えています。

これが冒頭でも触れた、いわゆる“妊活離婚”と呼ばれるものです。

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また、パートナーをはじめとする親族からの不妊に対する圧力が重く伸し掛かるあまり、心の病気になってしまう方も少なくありません。

妊娠・出産は女性にとって、非常にデリケートな問題。

そうした部分を土足で踏みにじられるような行為はそれほど耐え難く、辛いものなのです。

この時に妻から発せられるサイン“SOS”を見逃してしまうと、夫婦生活そのものを失う可能性が高くなるでしょう。

できれば妊活する前に考えておきたい5つのこと

夫婦生活のひとつとして“妊活”を進める場合、お互いの子どもに対する意識や、妊活そのものに対する取り組み姿勢を、事前にある程度決めておく必要があります。

そうしないことには、必ずどこかで意識や考え方の食い違い・すれ違いが生じてしまいます。

そうした事態を避けるためにも、妊活を始める前には以下の項目を夫婦間でよく確認しておくようにしましょう。

  • お互いに本当に子どもが欲しいのか
  • 不妊治療を行う場合は、お互いにどこまでの協力が可能なのか
  • 妊活や不妊治療にどれくらいの費用をかけられるのか
  • 妊活や不妊治療は何歳まで続けるのか
  • 場合によっては夫婦2人で生きる、あるいは養子を受け入れるなどの選択肢を持ち合わせているのか

昔から「子どもは授かりもの」と言われています。

つまり、妊娠とは予定通りにいかないもの…ということです。

しかし、実際に母体となって子ども身ごもるのは女性にしかできない役目。

不妊治療を含めた妊活を続けていると、精神的な負担が一方に重くのしかかる事態は容易に想像できます。

 

こうした場合に絶対にしてはいけないのが、感情的になること。

目の前にいる、本来誰よりも大切なはずのパートナーの気持ちを傷つけてしまってからでは遅いのです。

もしもの場合を考えて、気持ちが落ち着いている間に上記のような項目について意見を交わしておくことも、妊活では大切なことだと思います。

その際、どちらかがこういった話題を避けようとするのであれば、まだ心の準備ができていない証拠かもしれません。

そんな時は一度に決めることは避け、少しずつ話し合う機会を設けましょう。

大切なのは、お互いの気持ちを確かめ合うことです。

ただ、実際に子どもを出産する女性には、年齢的にある程度のタイムリミットが存在することを忘れてはいけません。

妊活にとって焦りは禁物ですが、その点だけは男性にもよく理解を深めてもらえるようにしたいものですね。

妊活も夫婦生活も、互いの理解と思いやり、そして協力がなければ進めることはできません。

今から妊活をスタートさせる皆さん。

妊活に対する現実としっかり向き合い、話し合うことで、きっとどんな結果でも受け入れられる素敵な夫婦関係が築けるはずですよ。