持病があっても大丈夫?妊娠中に気をつけたい女性の病気

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

さて、私たち女性には、殿方では絶対に真似できない大いなる使命がございます。

それは、“妊娠と出産”です!

私が好きな映画のひとつ『300(スリーハンドレッド)』の中に、敵対国の使者から「女は子ども産むだけのホニャララ」的な発言をされた王妃が、「強い男(スパルタの戦士)を産むのは私たち女」と言葉を返すシーンがあるのですが、まさにその通り!

どれだけ強くて偉大な殿方であっても、女性の存在無くしてこの世に産まれることはできませんよね!

そのため、女性の体は妊娠・出産を前提とした作りと仕組みになっているわけですが、それ故に女性ならではの婦人科系の病気に悩まされることも少なくありません。

妊娠する前から持病として不調を抱えている方もいれば、妊娠を機に判明する方もいらっしゃるでしょう。

今回は、そんな時に気をつけたい婦人科系の病気にスポットを当ててみたいと思います。

治療よりも経過の観察がメイン~子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮に出来る腫瘍のこと。

“腫瘍”と聞くと、イコール“ガン”という悪性のイメージを持たれるかもしれませんが、子宮筋腫は良性の腫瘍であり、自覚症状が無い方も多いという特徴を持ちます。

筋腫の大きさや位置などの状態は、超音波検査で調べるのが一般的です。

気になるのは妊娠・出産への影響ですが、筋腫がある方は健康な方に比べると、流産・早産になりやすいとされています。

ただし、筋腫の位置や大きさによっても異なるので、一概に言い切ることはできません。

また、妊娠中は筋腫が変性し、お腹の痛みに繋がることもあります。

出産に関しては、筋腫が子宮の外側に伸びる位置にあったり、筋腫そのものが小さければ経膣分娩も可能ですが、骨盤位(さかご)になったり微弱陣痛を引き起こす可能性が。

一方、筋腫が子宮口や子宮頸部など産道を塞ぐ位置にある場合は、帝王切開での分娩になりやすい傾向です。

流産・早産に繋がりやすく注意が必要~子宮奇形

子宮奇形とは、先天的に子宮の形に異常がある病気で、以下のような様々な種類が存在します。

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全てのケースで共通しているのは「流産や早産を起こしやすい」ということ。

これは、子宮奇形があると子宮内腔が通常よりも狭くなってしまうためです。

子宮奇形をお持ちの方や妊娠中に判明した方は、通常よりも健診回数を増やして経過を慎重に観察していきます。

出産時には骨盤位(さかご)や微弱陣痛になりやすく、産まれてくる赤ちゃんも少し小さめになる傾向ですが、医師の指導に沿って経過を見守ることができれば、大きな心配はいりません。

早期発見と早期治療が妊娠継続のカギ~子宮頸がん

“ヒトパピローマウィルス”と呼ばれるウィルスへの感染が、原因のほぼ100%を占めている子宮頸がん。

感染した時に最も気がかりな妊娠・出産の影響は、がんの進行度合い(0期~Ⅳ期)によって対応が異なります。

がんが進行していない0期に見つかれば、治療によってほぼ確実に治りますし、経過を観察しながら妊娠を継続させることも可能です。

しかし、がんが進行している場合は、発見された段階によって治療方針が異なります。

妊娠初期であれば母体優先の治療を、妊娠中期・後期であれば胎児の出生を優先した治療が行われます。

また、妊娠中に手術が必要になった場合は、赤ちゃんの成長とがんの進行具合を考慮しながら、できるだけ早い段階で行います。

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大きさによっては手術が必要~卵巣嚢腫

卵巣嚢腫とは、卵巣に液状の成分が溜まって張れている状態。

そのほとんどが良性で、妊娠初期に見られる腫れの多くは“ルテイン嚢胞”と呼ばれます。

ルテイン嚢胞 はホルモンの影響による一時的な腫れであるため、大きさ徐々に小さくなるケースがほとんどです。

また、気になる出産も、経膣分娩が可能になっています。

ただし、嚢腫が6cm以上の場合は、激しい痛みを伴う“茎捻転(けいねんてん)”を起こしやすくなるため、手術が必要になるケースもあります。

他にも色々~妊婦であれば気をつけたい婦人科系以外の病気

■膠原病(膠原病)

  • 全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、自己免疫疾患のひとつ
  • 本来であれば異物ではない自分の細胞や組織に対して抗体ができ、攻撃してしまう病気
  • 妊娠中は赤ちゃんへの影響が少ないステロイド剤を用いながら内科で治療を継続
  • 妊娠中よりも産後に病状が悪化しやすい
  • 通常の妊娠よりも流産・早産を起こしやすいため、定期的な健診で経過を細かく観察する必要がある

■ぜんそく

  • 持病としてぜんそくを持っている人は、妊娠すると悪化しやすい傾向にあり
  • 妊娠中も医師の指示に従い、気管支拡張薬や吸入薬などで発作を抑える治療を継続させることが必要
  • ぜんそくの薬や病気そのものの影響で、赤ちゃんの発育や流産・早産に悪影響を与える心配は無し

■心臓病

  • 妊娠中に心臓病を合併した場合は、体への負担が大きくなりやすいため、慎重な経過の観察が必要
  • 妊娠中は規則正しい生活で睡眠不足を避け、医師の指示に従った正しい薬の服用が大切
  • 出産時は心臓に負担がかかるため、あまりいきみ過ぎないように注意する
  • 特別な異常が無ければ、一般的に経膣分娩が可能

■糖尿病

  • 妊娠中も食事療法で摂取エネルギー量を管理し、場合によってはインスリンの投与で血糖値をコントロール
  • 出産時に血糖値が高いと、赤ちゃんは体の機能が未成熟な巨大児になりやすく、症状が重いと低出生体重児が産まれる可能性も
  • 血糖値のコントロールが、無事なお産につながる重要なポイント

■うつ病

  • 妊娠中は精神的に大きな変化が起こりやすいため、症状が改善する人もいれば、反対に悪化する人もいるなど、人によってケースは様々
  • 服用している薬をやめることへの不安が大きい場合は、産科医だけではなく専門医と連携しながら経過を観察することが大切

まとめ

子どもを産む女性だからこそ気をつけたい、女性ならではの病気の数々。

私も、健やかな“戦士(赤ちゃん)”を産むために、自分が抱える病気とは上手なお付き合いをしていきたいと思います。