今明かされるアルコール依存症と麻薬依存症の妊娠とリスク

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

今回は妊婦の様々な依存症について少しずつ触れていこうと思います。

重いお話になりますが、場合によっては必要な知識にもなり得ますので、妊活中の方も、妊娠中の方も必ず目を通してみてください。

麻薬依存症と妊娠

『薬物依存症』となると範囲が広くなりすぎ、ご説明が長くなってしまいますので、ここではあえて日本では使用を許可していない「覚せい剤」「ヘロイン」「大麻」などの麻薬にだけスポットをあてたいと思います。

今このページをご覧になっている方のほとんどが、「妊娠中だけではなく通常の生活で麻薬に手を出したことなどない」という方が圧倒的に多いと思います。

でも…現在は普通の主婦も“何かをキッカケ”に麻薬中毒になってしまったというケースが多く、学生の間でも麻薬は広まっているとメディアは警告を促しています。

ここで、私が「麻薬なんて絶対にダメ!」などと言っても「当たり前でしょう?」との回答が返ってくると思います。

ですが…ちょっとだけ想像してみてください。

そして、今一度麻薬依存症の親から生まれるお子さんのことを一緒にお考え頂ければ幸いです。

産まれたばかりの新生児の小さな足が小刻みに震え…

激しく泣き喚き…

そして筋肉が硬直して…

呼吸困難に…

 

これは、新生児が母体の麻薬の影響を受け、産まれたときには既に麻薬中毒になっているという悲しいケースです。

聞いただけで涙が出そうですよね。

赤ちゃんには何の罪もない…親が違法であることを知りながら自分勝手な恍惚感を得るために麻薬を使用し妊娠…そして出産。

そして、多くの赤ちゃんがこの麻薬の禁断症状だけではなく、心臓や腎臓に大きなダメージを与えられ、産まれて間もなく死亡するケースが少なくありません。

日本ではこんな事件が起きました

京都市内で男児を出産した母親に実刑判決が出ました。

男児が産まれてすぐに仮死状態だったため、医師が男児の尿検査をしたところ、覚せい剤の陽性反応が出たのです。

母親は「陣痛に耐え切れなくて出産日にも覚せい剤を(注射器で)打った」と供述しています。

この母親には懲役2年8月の実刑判決が下されました。

実録漫画・夜回り組長~不良少女たちの真実~でも描かれている妊婦の麻薬

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原作を手がけている石原伸司さんは、もと暴力団組長。

現在は組を解散し、夜の繁華街で夜回りをして、不良少年や不良少女の防波堤として更正させる活動をおこなっています。

この石原さんの体験談を一川未宇さんが漫画化しています。

そう…本当にあった『実録系漫画』なのです。

印象に残ったのは、漫画で不良少女として出てくる『アスカ』です。(もちろん仮名でしょうが…)

アスカは、不遇な幼少期を経験している少女。

家出を繰り返すうちに暴力団男性と恋人関係になり、それがキッカケで覚せい剤をしながらの性行為にハマってしまいました。

…そして妊娠。

周囲が「正常な子は産まれないから中絶したほうがいい」と言ってもアスカはそれを無視するように、覚せい剤と妊娠を継続させました。

悪阻のつらさも覚せい剤で乗り切り、そして陣痛の痛みも病院側の見ていない隙をついて覚せい剤を使用しながら出産したのです。

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出産後も、何度も覚せい剤を打っては警察に逮捕され、出所しては覚せい剤を打ち、またしても妊娠…また逮捕…

作中では、一応アスカは更正を果たし子ども達と仲良く生活している…ということになっていますが、実際はどうなのでしょうね。

私の性格の暗い部分が「アスカはまたやる」と思ってしまうのです。

もちろん、良いお母さんになってくれていれば喜ばしいことですが、お子さんの健康状態も心配でなりません。

アルコール依存症と妊娠

アルコール依存症とは、程よく楽しめなくなるほどお酒に執着することで耐性が生まれ、飲む量がどんどん増えてゆき、自分自身でコントロールできなくなる依存性薬物の一種です。

症状が進むと、幻覚・幻聴に悩まされ、その恐怖を拭うためにまたお酒を飲む…そんなループにハマってしまい、本人の力だけではどうにもならないケースがほとんどです。

アルコール中毒になってしまったご本人が描いた漫画『アル中ワンダーランド』をご存知でしょうか?

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絵はコミカルなタッチなのに、その当時の作者の心境が読者にリアルに伝わるというある意味恐ろしい作品です。

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「お酒が大好きなだけ」と思っている皆さん、もしかしたらアル中予備軍、いいえ、すでにアル中患者になっているかもしれませんよ…

そして、問題なのはアルコール依存症の女性の妊娠。

妊娠中でも、少量ならお酒を飲んでも良いという医師も多いですが、アルコール依存症患者さんの場合は、毎日大量にアルコールを摂取するため、胎児への影響が大きくなります。

胎児性アルコール症候群

妊娠中に母体がアルコールを摂取することでなり得る、胎児の先天性疾患です。

飲酒によるアルコール摂取は、まだ胎児の未熟な肝臓ではアルコール成分を分解できないため、残ったままの状態になってしまいます。

そのため、アルコール依存症のママから産まれた新生児は様々な疾患を抱えてしまうリスクがあるのです。

大きくわけると、以下の3つの症状があります。

①発達・成長の遅れ

アルコールの影響でお腹の中での発育状態が悪く、低体重や低身長で産まれてしまうことがあります。

産まれてからも成長が遅いのが特徴です。

②容姿への影響

頭が小さい(小頭症)というわかりやすい症状から「鼻が低い」「唇が薄い」など、親の遺伝と思われるかのような症状まで様々です。

③中枢神経の異常

注意欠陥障がい、多動性障がいなどの症状が見られることもあります。

軽度の場合は、気がつかないまま大人になることもあるので判断しにくいのが特徴です。

妊娠中は禁酒すべき?

現在の医学では、妊娠中であっても少量であれば胎児性アルコール症候群が生じる可能性は極めて低いとされています。

ですが、リスクがあるのも否定はできません。

胎児性アルコール症候群は、禁酒することによって防げる疾患ですので、妊娠中は禁酒をすることをおすすめいたします。

最後に…まとめ

麻薬も、飲酒も妊婦本人が「絶対にしない」という断固たる信念があれば、そもそも胎児への影響を考えなくても良いのです。

お酒好きな妊婦さんにとって禁酒はストレスがたまるものですが、是非「出産後の楽しみ」として大切に取っておいていただきたいのです。

といいますのは、「つい、すすめられて飲んでしまったあの1杯のお酒」が、妊娠中に「赤ちゃんに何かあったらどうしよう」という禁酒よりもはるかに大きなストレスに繋がることが多いのです。

不安だらけのマタニティライフより、「赤ちゃんを思って頑張る私!」というマタニティライフのほうが良いではないですか。

もちろん、私も妊娠中のたった一杯のお酒で、胎児に影響が出る可能性は低いと思います。

しかし、こんな経験の浅い私の声よりも、飲酒をしているママさんの心の悲鳴のほうが大きく、他者の声など耳に入らないとばかりに不安や恐怖を覚えるでしょう。

そして、流石にこちらに麻薬中毒の読者様はいらっしゃらないかと思いますが、念のためお耳に入れて欲しい情報があります。

出産後…あなたは我が子を満足に抱くこともできないまま、刑務所へ行くことになります。

先ほどお話させていただいた京都市で逮捕された母親は、子どもの尿に麻薬反応が出たため逮捕されましたが、逮捕時に自分の子どもがいる新生児室にむかって、悲鳴を張り上げたそうです…

 

それが麻薬の禁断症状だったのか。

それとも「離れたくない!」という母性からきたものだったのかはわかりません。

ですが…私は後者のような気がしてなりません。

麻薬は悲劇しかうまない…本当にそれが明るみになった事件だったと思います。

今回は重い話ばかりになってしまいましたが、皆さんと一緒に考えていきたいと思い、色々と調べてみました。

私は皆さんに、いつかこう言いました。

「聖母じゃなくても、普通の母ちゃんでいいじゃないですか」と。

そう、普通の母ちゃん以下になるのが問題だと思うのです。

私は、普通の母ちゃんでいたい…謙虚なようで、大きな理想かもしれませんね。