より高度な不妊治療へのステップアップ!~最新の医療技術を学ぼう

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

さて、今回のテーマは「不妊治療に伴う最新の医療技術」です。

不妊に悩む夫婦は約4組に1組いると言われていて、その背景には晩婚化が進んだことにも原因があるようです。

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不妊治療は根気と時間が必要と言われていて、その結果も必ず成功(妊娠)するわけではありません。

最近の不妊治療の妊娠結果を見たところ、一般治療であるタイミング法や人工授精よりも、体外受精の成功率の方が高くなっています。

治療に成功しても、流産や死産というケースも多く、その結果さらに妊娠できる成功率は下がります。

ですが、日々不妊治療の技術は進歩していますから、正しい知識を持って治療に望むことが大切なのです。

不妊治療の方針を決める3つの要素とは?

不妊を疑い病院に行くと、医師は下記のようなスッテプを踏んでいきます。

≪女性の年齢≫

女性ホルモンの分泌ピークは20代前半といわれていて、それからは次第に減少していきます。

もちろん卵巣や卵子も老化していくので、治療によって妊娠できるかは、女性の年齢に大きくかかわるといっても過言ではないのです。

医師は女性の年齢を考えた上で治療法や、必要な時間を決めていきます。

≪不妊原因≫

「不妊治療が可能なのか、治療効果が期待できるか」といったことを判断していきます。

通常は原因を調べ、それを取り除いた後に自然妊娠を待ち、それでも妊娠することができなければ、より高度な不妊治療へと進んでいきます。

≪夫婦の意向≫

最後は夫婦の考えや希望を聞きく、とても大切な時間となります。

「治療はどこまでを希望しているのか」「治療費はいくらかかるのか」「成功確率」を医師と共に確認していきます。

 

どちらかというと、女性の方が子どもを授かりたいという気持ちが強く、男性はそれに従うような形で不妊治療を進めていくことが多くあります。

最初はわかり合っていた夫婦でも、長い治療の間にお互いの気持ちのずれや溝が出てくることもよくあることです。

このようなことにならないためにも、病院に行く前には治療に対する2人の気持ちの確認、そして目標を明らかにしておく。

この話し合いこそが成功する秘訣でもあるのです。

ストレスを軽減してくれる不妊カウンセリングの存在

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不妊治療はとても時間や費用もかかる上に、必ず妊娠するとも言い切れないことから、大きな不安とストレスがかかってしまいます。

精神的苦痛が治療の妨げになっていることは、みんなさん周知の通りです。

そんな患者さんの心のより   どころとなり、強い味方となってくれるのが「専門カウンセラー」の存在です。

「不妊カウンセラー」「生殖心理カウンセラー」「生殖医療相談士」「体外受精コーディネーター」など、それぞれの病院によって呼び名は異なることもありますが、妊娠までをサポートし、心のケアをしてくれます。

不妊治療を進めていくと、様々な疑問や不安になることは言うまでもありません。

医師たちが当然のように使う「?」な専門用語、友人や家族から言われた何気ない一言。

普段は気にすることがなくても、不妊治療のデリケートな時期にはその一言が心に突き刺さることもあるようです。

そんな心のケアや治療の疑問に、30分~1時間程度じっくりと話を聞きいてくれます。

もし、病院に専門カウンセラーがいなければ、自治体が設けている「不妊相談センター」に相談してみる方法もあります。

検査や治療にはどれほど費用がかかる?

不妊治療には健康保険が適用されません。

場合によっては適用されることもありますが、多くは高額な治療費がかかります。

同じ治療でも患者さんのからだの状態や、年齢によっても治療のプロセスは異なり、また病院によっても費用の差は出てくるようです。

健康保険が適用されるケースは、「基本的な検査」「排卵障害」「異常が発見された治療費」など。

その他は下記の治療費が必要となります。

■タイミング法→3000円~1万円

■人口授精→1万~3万円

■体外受精→20万~30万円

 

※あくまでも目安です。これに検査料がプラスされます。

国でも不妊治療の一部を応援してくれる制度があります。

対象となるのは下記の通りです。

 

■体外受精・顕微授精のみ

■特定不妊治療(体外受精・顕微授精)でしか、妊娠が見込めないと医師が判断したとき

■自治体が指定する医療機関での治療が対象

■治療一回につき15万円が上限

■前年度の所得額が730万円未満

 

女性の年齢制限や、支給される額も見直しが検討されています。

お住まいの役所や都道府県庁に問い合わせ、活用できるものは大いに活用していきましょう!

高度な不妊治療の実態

妊娠の可能性を広げてくれる高度不妊治療にはどんなものがあるのでしょうか?

最新医療技術を学んでおきましょう!

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体外受精

 

≪体外受精の流れ≫

(卵子の採取)

(精子の採取)

(受 精)

(受精卵の培養)

(子宮への移植)

(着床を待つ)

 

女性にホルモン剤を注射し、排卵をコントロールして妊娠に導かせる方法。

卵胞の成長を促し、複数の卵子を育てます。

麻酔をかけ、卵胞から卵子が出る前に採卵。

時間は5~10分程度で終わりますが、膣から卵巣に採卵針を刺し取り出すので多少痛みを感じることがあります。

次に培養器できれいに洗浄された元気のよい精子を入れ、共に状態がよければ3~12時間後には受精卵が誕生。

その後、患者さんの子宮に移植します。

移植の時間も5分程度で、麻酔も使用しないので30~2時間ほど休んで異常がなければ帰宅できます。

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顕微授精

 

≪顕微授精の流れ≫

(排卵コントロール・採卵)

(採精)

(精子の選別)

(顕微授精)

(胚培養・胚移植)

 

体外受精でも妊娠ができない夫婦にとって、最後の頼みの綱となるのが顕微授精。

採取された精子の中でもっともよい状態のものを選別し、ピペットと呼ばれる注射器で卵子へと直接送りこませる方法です。

体外受精は10万個の精子が必要とされるのに対して、顕微授精は精子1つと卵子1つあれば、受精が可能となります。

この治療の対象となるのは、「精子の数」「運動性」「形態」などの精子に問題がある場合です。

精液の中に精子が存在しない無精子症の人でも、精巣内から精子を回収することができれば、妊娠することが可能となります。

染色体異常ですが、自然妊娠・体外受精・顕微授精とも1%ほどなので、心配することはありません。

しかし、顕微授精で男の子が生まれた場合は、父親の「造精機能障害」を受け継ぐ確率が高いと言われているので、染色検査、遺伝子カウセリングなどを受けて話し合うことが大切です。

最新の医療技術や熟練したスタッフが行っても、受精卵が育たない、また着床しないというケースが多くあります。

何度も辛い思いをしてようやく辿り着いた体外受精や顕微授精ですが、ここでは医師の話をよく聞いて冷静になることが大切です。