明日は我が身…他人事ではない“マタニティマーク”に秘められた危険性

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

さて、女性は妊娠するとお腹が大きくなることから、周りの人に「ああ、この人は妊婦さんなんだな」と認識してもらうことができます。

しかし、妊娠初期の頃はまだお腹の膨らみもそれほど目立たず、見た目だけでは妊婦さんであることがわからないケースも珍しくありません。

そんな時に役立つのが、“マタニティマーク”と呼ばれるもの。

カバンなどにつけて携行することで、妊娠初期でも周囲の人に自分が妊婦である事実を伝えることができます。

ところが近年、そのマタニティマークをつけていることが引き金となり、逆に危険な目に遭う妊婦さんが増えていることをあなたはご存知でしょうか?

今回は、そんな“マタニティマーク”に秘められた危険性についてお話していきたいと思います。

マタニティマークをつける本来の意味

前述したように、妊娠初期の方は妊婦さんの象徴である“お腹の膨らみ”がまだ目立たないことから、周囲の人に自分が妊婦である事実を気づいてもらえないことが多々あります。

そこで、想像してみてください。

そんな時にもし、突然具合が悪くなって倒れてしまったらどうでしょう?

あるいは、命に関わるような事件・事故に巻き込まれてしまったら…?

救急隊が駆けつけた時や病院へ搬送された時、妊婦さんは「お腹に赤ちゃんがいる」という事実をいち早く伝えねばなりません。

そんな“もしも”の場合でもマタニティマークさえあれば、たとえ意志の疎通ができなくても「自分は妊婦である」ことを伝える目印になりますよね。

妊婦であることがわかれば処置や治療にあたる人も、赤ちゃんに配慮した薬や方法を選択する事が出来ます。

また、これは妊娠初期に限らず、個人差はありますがほとんどの妊婦さんには“悪阻”に悩まされる時期というのが存在します。

そんな時は、電車やバスに乗っての移動が、とても辛く感じてしまうケースが少なくありません。

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妊婦とは言え、買い物や通勤で必ずそうした公共交通機関を利用しなくていけない方にとっては、大きな負担とストレスになりますよね。

そこで、そんな妊婦さんの為に導入されたのが、“マタニティマーク”というわけです。

妊婦さんが交通機関などを利用しやすくするのはもちろん、公共の場において周囲の人が妊婦への配慮を示しやすくすることを目的に、21世紀の国民運動と呼ばれる「健やか親子21」から生まれ、広く普及するようになりました。

妊婦を忌み嫌う、理不尽甚だしい理由

ところが残念なことに、近年では冒頭でも触れたように、マタニティマークをつけていることで逆に危険な目に遭う妊婦さんが多いという問題が浮き彫りとなっています。

では、論より証拠と言うことで、先ずはマタニティマークをつけた妊婦さんが実際に体験した被害の実情を見てみることにしましょう。

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✔バス停でバスを待っていると、知らない人に突然お腹を叩かれた

✔マタニティマークを目にした人から、あからさまに不快な表情をされた

✔電車内で悪阻に苦しんでいると、「目障りだから電車なんか利用するな!」と怒鳴られた

✔「妊婦だからって特別扱いはおかしい」と言われた

✔見ず知らずの人から、いきなりマタニティマークを引きちぎられた

 

…皆さん、こうした事実をどのように受け止めますか?

これらは全て、「妊婦であるから」という理由で受けた実害であり、そこで多くの引き金となっているのが“マタニティマーク”にあるのです。

なぜ妊婦であることを理由に、多くの女性がこうした被害に遭ってしまうのか?

その根底にあるのは、

「何アピって(アピールして)んだよ!?妊婦であることがそんなにエライのか!?」

このような、妊婦が特別扱いされることへの理不尽な「妬み」や「僻み」に他なりません。

マタニティマークは妊娠していることを周囲へ知らせる目印であると同時に、妊娠した女性を象徴するシンボルでもあるため、「私、妊娠しました♪」という“妊娠アピール”や、“幸せアピール”としての一面が強く印象付けられる結果になってしまったのです。

確かに、不妊治療を続けている、あるいは不妊治療を受けながらも子どもを授かることができなかった方の中には、お腹の大きな妊婦さんを目にするのが辛いという方もいらっしゃるでしょう。

それが「妬み」や「僻み」といった感情に発展してしまうケースがあっても不思議ではなと思います。

「故意に、意図的に、悪意を持って」妊婦さんへ精神的・肉体的な危害を加えるという行動は、たとえどんな理由があっても決して許されることではありません。

しかし、子どもが欲しくても出来ない女性も沢山いるという事実は、同じ妊婦として常に心の片隅において置きたいと私は思います。

グータラ主婦が体験したマタニティマークと車にまつわる怖い話

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私が住んでいる北海道の某市は、言わずと知れた車社会。

政令都市である札幌市の中心部を除けば、どの地域でも車は日常生活に欠かすことのできない必需品となっています。

そのため、市役所に妊娠届けを提出した際に貰えるマタニティマークも、車に貼ることを前提としたステッカータイプになっているのです。

私が第1子“とぉくん”を妊娠した時に貰ったのも、同じくステッカータイプのマタニティマーク。

何も知らない私は、すぐさま車にペタンと貼り付け、日々ハンドルを握っていました。

元来、車の運転は人並み以上に慎重な私。

妊娠中は以前にも増して運転には気を使い、人様の運転の妨げにならない常識範囲内でのスロー運転を心掛けていました。

そんなある日…

私は見通しの悪い脇道からそろそろと出て左折しようしたところ、タイミング悪く右から来た車にブレーキを踏ませてしまいました。

(ごめんなさい!)

頭をペコリと下げ、本線に入ったところ…後ろからその車に煽られる煽られる(泣)

その後、私は信号待ちで停車。

問題の後続車はすかさず隣に止まると、運転手はおもむろに助手席側の窓を開けました。

そして、こう叫んだのです。

「妊婦だからってトロトロ運転するなっ!」

私、ただただ呆然としました。

「妊婦だからってどんな運転をしても許されると思うな!」という苛立ちのもと、理不尽に浴びせられた罵声と酷く煽られた事実。

気の弱い私は、一瞬であまりに過度なストレスを受けたことにより、子宮が“キュ~…”っと痛くなったのを今でもよく覚えています…

妊婦だからと言って、ドヤ顔するつもりは毛頭ございません。

ですから「妊婦だから」という理由だけで、必要以上にめくじらを立てる言動は、どうかお控えください。

特に苦しい不妊治療をしているご夫婦は、マタニティマークが目障りで仕方ない…という気持ちも本当に理解できます。

私だって不妊症でしたから・・・わかるんです。

妊婦側は、子どもをなかなか授かることのできない方に、必要以上の妊娠アピールをしない。

不妊治療中の方は、素直に喜べなくても、危害を与えるようなことはしない。

このように、お互いがお互いの気持ちを察することが大切なのではないでしょうか。