産み方を決めるのは自分!自由な出産方法“アクティブバース”に迫る

皆さん、こんにちは!

道産子グータラ主婦の“優子”です!

さて、出産経験のある・なしに関わらず、男性も含めてほとんどの方は「赤ちゃんを産む時のスタイル」というのを想像することができると思います。

分娩台の上で仰向けになり、『インリン・オブ・ジョイトイ』のようなM字開脚で産まれ来る我が子とご対面…というのが一般的でしょう。

ところが、最近はそうした一般的な概念に捉われず、妊婦さんの希望や体の状態に合わせた自由なスタイルで出産できる“アクティブバース”という方法が注目されています。

分娩台にしがみ付いて産むのはもう過去の話!?

今回は、そんな“アクティブバース”についてご紹介したいと思います。

アクティブバースの原点は、かつての“自宅出産”にあり

アクティブバース…直訳すると、「積極的・活動的な誕生」といったところでしょうか。

横文字で言うと、今時の響きを持つカッコ良い出産方法のように聞こえますが、なんのことはありません。

スタイル的には、かつての日本で当たり前のように行われていた、いわゆる“自宅出産”と大きな変わりは無いのです。

自宅で出産する場合、産婆さん的な人によるサポートはあるものの、一般的な産院とは異なり分娩台で脚を開く必要も無ければ、医師や助産師さんによる指導で決められた呼吸法を行う必要もありません。

分娩時はどんな体勢を取り、どのようにいきむか…それらは全て、妊婦さんの自由なのです。

極端な話、自宅(部屋)の中であればどこで産んでも良いわけですよね。

また、自由なのは分娩時のスタイルだけではありません。

自宅であれば、陣痛を迎えている時の過ごし方だって、全てが妊婦さん次第。

少しお湯に浸かってリラックスしたい時は、お風呂に入るも良し。

腰やお腹が痛いと時は、楽な姿勢でマッサージをしてもらうも良し。

気を紛らわせるためにテレビや本を見たり、部屋の中を歩き回るのも良し。

お腹が空いたら軽食を口にし、眠たくなれば寝ても良し…

妊婦さんは全ての過程において主役であり、極力妊婦さんの意思と力に任せてお産を行うのが、自宅出産型のスタイルになります。

一方のアクティブバースはというと、産む場所が自宅であるか病院(産院)であるかという点を除けば、そのスタイルは先にも述べた通り、自宅出産と同じようなもの。

最近は、分娩室の代わりに病院や産院らしからぬアットホームな部屋が用意され、分娩台の代わりにふとんやベッドを用意しているような施設も多くなっています。

見直される自由な出産スタイル

では、なぜ今になって自宅出産型の“アクティブバース”に人気が集まり、注目されているのでしょう?

一番の理由は何といっても、仰向けだろうが、横向きだろうが、座っていようが、誰からも咎められることなく自分の好きなスタイルで分娩に望めるという点です。

実際に私も経験しましたが、「ここで“L座り(ウンチングスタイル)”した方がいきみやすいのに~!」と叫びたくなる場面が何度もありました。

また、病院や産院では医師や助産師さんによるサポートで、一般的に楽と言われる体勢を取るよう指導されることも珍しくありません。

しかし、陣痛やお産の痛み、感じ方などは、十人十色で人それぞれですよね。

1人目の分娩時には感じなかった辛さを、2人目の時には感じてしまうようなケースもあるでしょう。

これは実際に経験した身だからこその意見なのですが、妊婦は出産時に“とんでもないワガママさん”になります。

付き添いの夫や助産師さんに、思わず汚い言葉をぶつけてしまうことも、実は珍しいことではありません。

でも、そのワガママは“出産”という命がけの行為と真正面から向き合った際に、本能的に出てしまうもの…ということを、どうかわかって頂きたいのです。

苦しければ少しでもそれから逃れる術を探り、痛ければ少しでもそれを和らげる術を問う…

これは人として当たり前の行動=本能ですが、普段であればそこで理性が働くため、100%の結果が得られなくてもそこで歯止めが効き、受け入れることができます。

アクティブバースでは、そうした本能を自由に解放できる環境を、自ら作ることができるのです。

事前に確認~アクティブバースの注意点

アクティブバースによる出産は、どこの病院、あるいは産院でも行えるわけではありません。

大きな総合病院や医療センターなどでの実施例はまだまだ少なく、小規模な助産院や個人病院がその多くを占めているのが現状です。

アクティブバースでの出産を希望される方は、分娩の予約を入れる前に病院側へ確認することをおすすめします。

また、小規模な助産院や個人病院で分娩される場合、トータル的な医療設備は総合病院等での出産に比べて不十分な環境下に置かれることも念頭に入れておきましょう。

万が一、小さな施設では対応できない不測の事態が起きた際には、設備が整った総合病院等へ搬送されることになります。

そのため、出産方法でアクティブバースを希望する場合は、母子共に分娩時の健康状態が良好であることが絶対条件です。

持病があったり早産などのリスクを抱えているなど、妊娠中の健康状態に何らかの不安がある方は、事前にしっかり相談し、医師や助産師による指示を仰ぎましょう。

アクティブバースを快適に過ごすには

快適なアクティブバースを送るためには、自分に合った陣痛時の過ごし方や分娩スタイルを見つけることがポイントです。

以下の方法を参考に、色々な姿勢や動きを試してみましょう。

■横向きで寝る

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陣痛と陣痛の合間の休息に適したスタイルです。

このままの姿勢で赤ちゃんを産む場合は、介助する人が上になった足を持ち上げてください。

■四つんばい

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・ひざまずく

・椅子やクッションにもたれかかる

■立つ

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・壁に手をついて寄りかかる

・テーブルなどに枕を置き、上半身を預ける

・介助する人に身を預ける

■立ってスクワットをする(スクワットを行うと骨盤が開くため、分娩のスピードが早くなリます)

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・介助する人と向かいあって首にぶらさがりながら

・後ろから介助する人に支えてもらいながら

■しゃがむ

・スクワットの姿勢でしゃがむ

 

などなど様々なスタイルがあります。

快適なアクティブバースを送るために、自分に合った陣痛時の過ごし方や分娩スタイルを見つけてみてください。